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元旦礼拝で恒例のお楽しみはオープニングの謡曲と書初め。新年にふさわしい、これぞ日本の教会!といったオープニングです。今回の謡曲は初春にふさわしい「鶴亀」。

もともとの内容は古代中国唐王朝、玄宗皇帝の宮殿で催される四季の節会の事始めの場面を想定して作られたそうですが、あまたの役人、民衆の拝賀を受ける皇帝の宮殿の庭の砂は金銀、建物は宝石と、この世ならぬ有様が描写されているのは、ヨハネの黙示録に描かれる天の御国の有様を連想させます。この世のものでは説明できない素晴しさを金や宝石で例えた天の都で、御座に着いておられる神と、子羊なるイエス・キリストを前に、数えきれない数の御使いと万民が礼拝をささげる。そんな場面を思い浮かべながら、元旦礼拝がスタートします。
謡曲を謡うのはプロの能楽師の先生。そして書初めで今年一年礼拝堂に掲げられる言葉を書いてくださるのは今年95歳になられる書道の大先生。お正月とあって、帰省中で礼拝に出席された懐かしい顔も多く、久しぶりににぎやかな礼拝となりました。書き上げられたのは「神の愛」。この新しい年、皆さまが神の愛に包まれ、救いを喜ぶ年となりますように。
元旦礼拝オープニングの様子は、下のYouTubeでご覧になれます。