1テモテ 3:1-13 - 口語訳聖書54/55年版
1
「もし人が監督の職を望むなら、それは良い仕事を願うことである」とは正しい言葉である。
2
さて、監督は、非難のない人で、ひとりの妻の夫であり、自らを制し、慎み深く、礼儀正しく、旅人をもてなし、よく教えることができ、
3
酒を好まず、乱暴でなく、寛容であって、人と争わず、金に淡泊で、
4
自分の家をよく治め、謹厳であって、子供たちを従順な者に育てている人でなければならない。
5
自分の家を治めることも心得ていない人が、どうして神の教会を預かることができようか。
6
彼はまた、信者になって間もないものであってはならない。そうであると、高慢になって、悪魔と同じ審判を受けるかも知れない。
7
さらにまた、教会外の人々にもよく思われている人でなければならない。そうでないと、そしりを受け、悪魔のわなにかかるであろう。
8
それと同様に、執事も謹厳であって、二枚舌を使わず、大酒を飲まず、利をむさぼらず、
9
きよい良心をもって、信仰の奥義を保っていなければならない。
10
彼らはまず調べられて、不都合なことがなかったなら、それから執事の職につかすべきである。
11
女たちも、同様に謹厳で、他人をそしらず、自らを制し、すべてのことに忠実でなければならない。
12
執事はひとりの妻の夫であって、子供と自分の家とをよく治める者でなければならない。
13
執事の職をよくつとめた者は、良い地位を得、さらにキリスト・イエスを信じる信仰による、大いなる確信を得るであろう。