ヨハネ 5:31-47 - 口語訳聖書54/55年版
31
もし、わたしが自分自身についてあかしをするならば、わたしのあかしはほんとうではない。
32
わたしについてあかしをするかたはほかにあり、そして、その人がするあかしがほんとうであることを、わたしは知っている。
33
あなたがたはヨハネのもとへ人をつかわしたが、そのとき彼は真理についてあかしをした。
34
わたしは人からあかしを受けないが、このことを言うのは、あなたがたが救われるためである。
35
ヨハネは燃えて輝くあかりであった。あなたがたは、しばらくの間その光を喜び楽しもうとした。
36
しかし、わたしには、ヨハネのあかしよりも、もっと力あるあかしがある。父がわたしに成就させようとしてお与えになったわざ、すなわち、今わたしがしているこのわざが、父のわたしをつかわされたことをあかししている。
37
また、わたしをつかわされた父も、ご自分でわたしについてあかしをされた。あなたがたは、まだそのみ声を聞いたこともなく、そのみ姿を見たこともない。
38
また、神がつかわされた者を信じないから、神の御言はあなたがたのうちにとどまっていない。
39
あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
40
しかも、あなたがたは、命を得るためにわたしのもとにこようともしない。
41
わたしは人からの誉を受けることはしない。
42
しかし、あなたがたのうちには神を愛する愛がないことを知っている。
43
わたしは父の名によってきたのに、あなたがたはわたしを受けいれない。もし、ほかの人が彼自身の名によって来るならば、その人を受けいれるのであろう。
44
互に誉を受けながら、ただひとりの神からの誉を求めようとしないあなたがたは、どうして信じることができようか。
45
わたしがあなたがたのことを父に訴えると、考えてはいけない。あなたがたを訴える者は、あなたがたが頼みとしているモーセその人である。
46
もし、あなたがたがモーセを信じたならば、わたしをも信じたであろう。モーセは、わたしについて書いたのである。しかし、モーセの書いたものを信じないならば、どうしてわたしの言葉を信じるだろうか」。
47
しかし、モーセの書いたものを信じないならば、どうしてわたしの言葉を信じるだろうか」。