ルカ 19:41-48 - 口語訳聖書54/55年版
41
いよいよ都の近くにきて、それが見えたとき、そのために泣いて言われた、
42
「もしおまえも、この日に、平和をもたらす道を知ってさえいたら……しかし、それは今おまえの目に隠されている。
43
いつかは、敵が周囲に塁を築き、おまえを取りかこんで、四方から押し迫り、
44
おまえとその内にいる子らとを地に打ち倒し、城内の一つの石も他の石の上に残して置かない日が来るであろう。それは、おまえが神のおとずれの時を知らないでいたからである」。
45
それから宮にはいり、商売人たちを追い出しはじめて、
46
彼らに言われた、「『わが家は祈の家であるべきだ』と書いてあるのに、あなたがたはそれを盗賊の巣にしてしまった」。
47
イエスは毎日、宮で教えておられた。祭司長、律法学者また民衆の重立った者たちはイエスを殺そうと思っていたが、民衆がみな熱心にイエスに耳を傾けていたので、手のくだしようがなかった。
48
民衆がみな熱心にイエスに耳を傾けていたので、手のくだしようがなかった。